城陽市は古くから梅の里といわれる京都府下最大の梅林「青谷梅林」があり、そこで栽培される固有品種「城州白(じょうしゅうはく)」は肉厚で大粒、完熟になると桃のような香りを持つ高級品種です。
城陽酒造では1991年より「城州白」にこだわった梅酒造りをスタートし、最低でも3年以上熟成して出荷する長期熟成梅酒は大変好評をいただいております。
地元・城陽 青谷は、古来より梅の里として知られてまいりました。その起源につきましては明らかではございませんが、後醍醐天皇の皇子・宗良親王の歌に「風かよふ綴喜の里の梅が香を空にへだつる中垣ぞなき」とあることから、鎌倉末期ごろはすでに梅林のあったことが知られております。そして、徳川時代に淀藩からの奨励を受け、梅林は大きく発展致しました。
当社の梅酒は、このご当地・青谷梅林の特産である「城州白」という大粒で果肉の厚い香り高い品種の、さらにその中でも粒の大きな特に香り高い、青梅ではなくほどよく熟した梅の実のみにこだわって使用しております。
添加物を一切使用せず、三年以上熟成させてからしか出荷しておりません。この「三年」というのは、色合いがきれいに出て、しかも、アルコール分と糖分そして梅のエキス分の調和が見事にとれた、納得の味に仕上げるのにどうしても必要な時間なのです。
このように、こだわって仕上げた梅酒はまろやかで深い味わいをもって、多くの方に喜ばれております。
大粒でとても肉厚な「城州白」は梅酒としてももちろんですが、様々な梅関連食品としても非常に優れた品種です。
我々では「城州白」を丁寧に漬け込んだ「Premium梅ジュース」やご当地サイダーとして人気の「青谷の梅サイダー」そして完熟の梅をじっくりと長期間梅酒漬けにした梅の実「うめごこち」など「城州白」の魅力を存分に味わえる食品類もご好評をいただいております。