お酒本来の旨味や上品な酸味、キレ味を追及する為、特定名称酒は全て無濾過・湯煎による瓶燗火入れ・冷蔵瓶貯蔵を行います。本来、搾りたての日本酒には発酵時に生じる炭酸ガスが少量ですが含まれています。
その新鮮さを表現するために搾った日本酒はなるべく早く、無濾過のまま瓶詰する事を心がけています。
そして火入れは細やかな温度管理ができる湯煎による瓶燗火入れを一度のみ行います。火入れは機械で行えば数時間で終わる作業ですが手作業で行うと3日ほどかかる非常に大変な作業となります。
しかしながらこのこだわりを徹底する事により、抜栓した時のフレッシュな味わい、抜栓後の酒質のまとまり感や、伸びしろが生まれます。
火入れ酒であっても品質管理を怠れば劣化は免れません。蔵では全ての特定名称酒を‐5度から5度にしっかりと温度管理された冷蔵庫で瓶貯蔵を行います。
瓶貯蔵はタンク貯蔵に比べると保管スペースや費用面でも大きな負担になりますが、それに徹底する事により超新鮮な熟成をテーマとし表現しています。
理想とするお酒の為に、手間ひまや費用を惜しまず、ボトリング~貯蔵~出荷におけるまで全ての工程を最大限の品質管理のもと出荷して、お客様の手元に届くよう取り組んでおります。